
家庭を持ったら自分のお家が欲しいと思いますよね。
友達が買って広いお家で幸せそうなのを見ると、自分も欲しいと思う感情は自然なことです。
でも家が買えないことが本当にみじめなんでしょうか?
私自身もマイホームが欲しくて、でも買えなくて苦しい時期を過ごしたことがありますが、その時の感情で買ってしまわなくてよかったと思っています。
この記事では、私の経験も含め下記の内容をお伝えします。
- どうして家を買えないとみじめと感じるのか
- 家を買えない事実を受け止める方法
- 新築マイホーム以外の方法
今の状況と自分と向き合うことで、前に進めますのでよかったら参考にしてください。
なぜ「みじめ」と感じてしまうのか

家が買えないとみじめだと感じる理由には、下記の3つが大きな原因です。
- 友人やSNSとの比較
- “新築=正解”という価値観
- 買わないのではない買えない状況
友人やSNSとの比較
結婚した友達からの「マイホームを建てる」という報告を受けたり、ママ友からお家にお呼ばれしたりすると、いいなぁって思いますし、自分のお家を建てることを夢みますよね。

きれいなお家が羨ましいし、広いキッチンで料理をしながらリビングで遊んでいる子供をみるって憧れる…
それなのに自分は賃貸か…と、友達のマイホームと比較してしまいます。
でもそれは自然なことで、社会生活で適応するためにも人は比較をする生き物なんだそうです。
それを知っているだけでも、少し救われませんか? みじめだと感じているのは、比較しているからでてくる感情であることを頭の片隅に置いておきましょう。
新築=正解という価値観
日本では新築志向が根強く、「新しい家を持つこと」がステータスになりがちです。その価値観に影響されると、「買えない=劣っている」と感じやすくなります。
下記のデータを見ていただくと、少し古いデータではありますが驚きませんか?

欧米に比べて既存の中古住宅よりも、新築の着工件数が多いです。
理由は、大きく3つ関係しています。
- 木造構造の住宅が多く、住宅の寿命が短いこと
- 戦後の住宅不足による、質よりも量を重視して作られたこと
- 新築を建てることが一般的であり、ステータスである価値観が育てられていること
日本に住んでいると、みんなが購入している新築を買えないとみじめだと感じてしまいます。
買わないのではなく買えない状況
上記の2つの理由に合わせて、1番大きいのが『選べない状況がみじめだと感じる』のだと思います。
「買えるかどうか」が自分の意思ではなく、資金や家族の状況で決まってしまう時、無力さを感じやすいです。これが「みじめ」という感情を強めます。
まずは、この感情が“自然なもの”だと認めること。それだけで少し楽になります。
家が買えない・買えるの判断基準は?

家が買えないと判断する材料をお伝えしますね。
もしかしたら、家が買えないとなんとなく感じているだけで、工夫をすると買える可能性も出てきます。 勢いではなく、置かれている状況と将来のことを考えて判断しましょう。
家族でお金の現状を共有する
現状の資産状況を夫婦で確認しましょう。
車のローンやキャッシングはないかなど、滞納履歴がないかも大きなポイントです。
住宅ローンの審査は信用問題が大きく関わってきます。
お金のことは夫婦でも秘密にしていることが多く、住宅ローン審査をして初めて隠していた事実を知る方もいます。
すぐにバレてしまうことなので、最初から家族間で話し合っておくとスムーズに話が進みます。
住宅ローンのシュミレーション
借入額と月々返済額が家計に与える影響を把握します。
どれくらいの金額を借りたら、毎月どれくらいの返済額になるのか、簡単にシュミレーションができます。

今の家計から支払い可能かわかるので、活用してみてくださいね!
ローンの他に固定資産税や都市計画税、保険、教育費も試算に入れるのがポイントです。
子供の教育費やライフイベントの把握
いつどれくらい教育資金がいるのかを把握しておくと、住宅ローンの支払いと重なる部分をあらかじめ把握しておけます。

夫婦で教育費にどれくらい準備するのかを話し合うと、夫婦の価値観も近づきますよ。
お家が買えないと悩んでいる人は、夫婦で同じ方向を向けていない部分もあると思います。
以前の私がそうだったのですが、家が欲しい!という気持ちが大きくて、将来のことまで考えられてなかったんですよね。
お家を買うことは置いておいて、夫婦で将来のことやどんな暮らしがしたいかを話し合う時間を作るのとてもおすすめです。
家が買えない現実を受け入れる3ステップ

資産状況も確認したし、シュミレーションもしたけど、やっぱりマイホーム買うの難しいなぁて思うと悲しいですよね。
受け入れたくないし、マイホーム欲しいですもんね。

めっちゃわかります。。
私もマイホーム欲しくて欲しくて、何年も足掻いて夫を説得して手に入れたので。
ただ「買えない」事実は、落ち込むためのものではなく、次の準備をするためのものです。
簡単には受け入れられないけど、受け入れる方法をよかったら試してみてください。
家が買えない理由を整理する
何が原因で買えないのかを1つずつ整理してみましょう。
具体的な内容を挙げて書き出します。
- 頭金が足りない
- 収入やローン審査に不安がある
- 転勤や引っ越しの可能性が高い
- 教育費や生活費が優先で資金が回らない
理由がはっきりすると、ただ漠然とした不安や焦りから解放され、次にやるべきことが見えてきます。
家が買えないのではなく、買わない選択
物理的に家が買えないのかもしれませんが、自分の意思で買わない選択をしたと捉えられることもできます。

家を買わない場合の選択を考えてみましょう!
賃貸の場合、戸建てやマンションも選べますし、住む場所についても自由です。
子どもの進学や家族の変化に柔軟に対応できます。
買ってしまうと、なかなか身軽にできないことが、賃貸だと重く考えずにできるのはメリットです。
実は買えないのではなく、買わない方が自分たちのライフスタイルに合っている場合もあるかもしれません。
今あるものに目を向ける
家族がいて住む場所があります。 わかっているとは思いますが実はとても幸せなことです。
家が買えないことに意識が向いてしまいますが、あるものに目を向けるだけで感じ方や見え方が変わってきますよ。
その上で、将来の理想の暮らしに向けて少しずつ準備を進めていけるといいですね。
家が買えなくてもみじめではない理由

実際に家が買えないことはみじめなんでしょうか?

そう思っているのは、実は自分だけかもしれません。
今は家を買うよりも賃貸派が増えていたり、無理してローンを組んで支払いができなくなる方がいたりします。
家の資産価値にならない場合があるから
戸建ての価値は築年数と共に減少していきます。
たくさんのお金をかけて新築のお家を購入しても、25年後には建物の価値はなくなり、土地の価値のみになります。
家の購入イコール幸せではないから
お家を買うことが幸せではないことはわかっているとは思いますが、なんのために家を欲しいのかを明確にしておきましょう。
新しいお家を購入しても、違うかったと後悔する人も少なくありません。
中古+リノベという選択肢

受け入れたうえで見えてきたのは、新築だけが正解ではないということです。
私がたどり着いたのは、中古物件を購入しリノベーションする方法でした。
- 新築よりも価格を抑えられる
- 希望のエリアで物件が見つかりやすい
- 間取りやデザインを自由にできる
- 内装は新築同様のクオリティ
リノベーションなら資金計画も現実的で、理想に近いマイホームを手に入れられるんだとわかりました。
私の団地リノベ暮らし
築35年の団地を購入し、間取りを1から私たち家族の暮らしに合わせて変更しました。
壁を抜いて広いリビングを作り、子供部屋は壁を作って分けました。
キッチンやトイレ、お風呂などの水回りの設備は最新に。工事後は「本当にここ団地だったの?」と友人に驚かれます。
ローンの上限を決めて私たちの返せる中で組むことができ、負担も軽く子どもの教育費や旅行にもお金を回せるようになりました。
もうひとつの選択肢:UR賃貸
もし「今はまだ買わない」と決めた場合、UR賃貸も魅力的な選択肢です。
UR賃貸住宅は、リノベーションした後の物件を取り扱っております。
しかもUR賃貸住宅は下記の4つのメリットがあります!
- 礼金なし
- 仲介手数料なし
- 更新料なし
- 保証人なし
住みたいエリアにあるか探してみるのもおすすめです。
みじめじゃなく”私たちらしい選択”を

家が買えないことは決してみじめなことではありません。
また「家を持つ=幸せ」は、誰にとっても正解でもありません。

大切なのは、幸せの基準を知っておくことです!
どんなときに幸せを感じるのか、どんな暮らしをしたら幸せと思うのか、自分と向き合っておきましょう。
幸せの基準を夫婦で共有しておくと、家が買えなくても買ってもみじめだと感じることはなくなるはずです。
そして選択肢を知って、自分たちらしい暮らしを選べることこそ、賢い生き方です。
- すぐに理想の家を叶えたいなら、中古+リノベ
- 将来に備えつつ快適に暮らすなら、UR賃貸
まずは「中古+リノベ」の事例や費用感をみてみませんか?
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