団地を購入してリノベーション。
費用を抑えて、住みたい地域で理想の暮らしが叶うかもしれない。
そう考える一方で、「本当に団地を買って後悔しないかな…」と不安になっていませんか?
新築マンションは予算的に難しい。でも賃貸のままじゃ落ち着かない。
だから団地リノベを検討しているけれど、大きな買い物だからこそ失敗したくないですよね。
私自身、戸建ても新築マンションも検討した上で、最終的に築35年の団地を購入してリノベーションしました。
決断するまでに約3年かかったので、その不安な気持ち、すごくよくわかります。
この記事では、
- 団地購入で後悔した人のリアルな声
- それでも「買ってよかった」と感じている理由
- 後悔しないために、買う前に必ず確認したいこと
を、実際に団地を買ってリノベした経験からお伝えします。
読み終わるころには、「自分は団地を買って大丈夫なのか」の判断基準が、きっと見えてきますよ。

後悔の声も、満足の声も、どっちも正直にお伝えしますね!
団地購入で後悔した人が多い7つの声

まずは、団地を購入して「後悔した」という声から見ていきましょう。
ネガティブな話ですが、後悔のリアルを知っておくことが、失敗を防ぐ一番の近道なんです。
ここでは、世間でよく聞く7つの後悔の声を取り上げながら、実際に私が購入した団地でのリアルな状況や回避方法もあわせてお伝えしますね。
団地購入で「後悔した」と言われる声には、主に次の7つがあります。
- 修繕積立金・管理費が、じわじわ家計を圧迫
- エレベーターなしの高層階で、子育てがつらい
- 高齢化が進み、子育て世帯が少ない
- 管理組合の活動が、想定以上の負担
- 売りたいときに売れない(資産価値の低下)
- 騒音や住人のマナーが気になる
- リノベしたのに、共用部が古くてガッカリ
ひとつずつ、私の体験も交えて見ていきますね。
① 修繕積立金・管理費が、じわじわ家計を圧迫
「本体価格が安いから毎月の支払いも楽なはず」と思っていたら、実際には管理費と修繕積立金を合わせて月3〜5万円になるケースも少なくありません。
特に築年数が古い団地は一時金の追加徴収や積立金の値上げが発生することもあります。
私自身も購入から2年ほどで、修繕積立金が一時的に値上がりするタイミングがありました。
数年後には戻る予定で、修繕計画に基づいた必要な徴収だと分かってはいたものの、やはり家計への影響は感じました。
だからこそ、購入前に「修繕積立金の残高」や「今度の大規模修繕計画」は必ず確認しておくことが大切です。

事前に知っているかどうかで、安心感は大きく変わりますよ。
② エレベーターなしの高層階で、子育てがつらい
エレベーターのない高層階は、子育て中の毎日が想像以上に大変。荷物や子どもを抱えての階段の上り下りは、地味だけど毎日のことだからこそこたえます。
「若いうちは大丈夫」と思っていても、年齢を重ねると階段の負担は増していくものです。
また「エレベーターなし4階以上」は売却時に買い手がつきにくく、将来的に売れにくいリスクもあります。
実は私も、今の団地を購入する前に「エレベーターなしの5階」の物件を検討していました。
結果的に他の方が先に申し込みをされて購入には至らなかったのですが、今振り返ると『買わなくて良かった』と感じています。
ただ、これは「エレベーターなし=ダメ」という単純な話ではありません。
今住んでいる団地は11階建てで、エレベーターは4・7・10階にしか止まらず、最大で2階分は階段を使います。
それでも「エレベーターがある安心感」は大きく、多少の階段は運動になるし、価格が抑えられるメリットも感じています。

大切なのは、自分や家族のライフスタイルに合うかどうか。何階までなら無理なく暮らせるか、将来も含めてイメージしておくと、後悔を防げます。
ちなみに、中古物件は早い者勝ち。良い物件ほど、迷っているうちに決まってしまいます。
だからこそ「何階までならOK」「エレベーターは必須か」など、自分が絶対に外せない条件をあらかじめ決めておくと、いざという時に迷わず動けますよ。
③ 高齢化が進み、子育て世帯が少ない
団地は1970〜80年代に建てられたものが多く、当時の入居者がそのまま高齢化しているケースもあります。
「同世代の子育て世帯がいなくて、子どもの遊び相手やママ友ができないのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれません。
ただ、これは団地によって本当に差があります。
私の住む団地は、住民同士の距離がほどよく、温かさを感じながら暮らしています。
夏祭りやお餅つきなどのイベントがあり、子どもたちも楽しんで参加しています。バス旅行もありますが、すべて自由参加なので気楽です。
また、年2回の清掃では住民同士で1時間ほど交流する機会があり、参加できない場合は1,000円の負担がありますが、無理のない仕組みだと感じています。

リノベーションして暮らす子育て世代もいるので、気になる方は管理人さんに聞いてみるのもおすすめです。
管理組合の活動が、想定以上の負担
役員の仕事量が多く「思ったより大変だった」という声があります。
特に、運営がうまくいっていない団地では、一部の人に負担が偏ったり、トラブル対応に追われたりすることも。
ちなみに我が家も、くじ引きで夫が1年間、管理組合の会長を務めました。
月1回・1時間ほどの会議でも、修繕の検討や住民対応など、想像以上に関わる場面が多かったです。
ただ、しっかり運営されている団地では、その活動が住環境の改善につながります。
実際、夏前にゴキブリ対策に予算をかけたときは、住民から感謝の声が上がっていました。
どこに住んでも自治会や管理組合など何かしらの役割はありますが、「思ったより関わることになるかもしれない」という前提で考えておくと、後悔は防ぎやすくなります。

購入前には、管理組合の議事録に目を通しておくのがおすすめ。
修繕やお金の話が進んでいるか、同じトラブルが繰り返されていないかを見ると、運営の健全さがわかりますよ。
⑤ 売りたいときに売れなかった(資産価値の低下)
地方や高齢化が進む団地では、市場価値がほぼゼロになっているケースもあります。
「将来資産として活用したい」と考えているなら、出口戦略(売れるか・貸せるか)も意識しておきたいところです。
正直に言うと、私自身、出口戦略についてはまだ考え中です。ずっと住むのか、いつか手放すのか…そこは家族の状況次第かなと思っています。
ただ、資産価値という点でひとつ言えるのは、購入を考えている地域の都市開発計画を市のサイトで確認しておくと、将来的に価値が出そうかどうかのヒントが見えてくることがあります。
実際、私の住む地域は今、市をあげて再開発が進んでいます。
小中一貫校ができたり、道路が広く整備されたり…。これから土地の値段が上がるのか、子育て世代に人気のエリアになっていくのか、正直ちょっと楽しみにしているんです。
再開発の予定があるエリアや、自治体が力を入れている地域は、これから人気が出る可能性も。

立地と資産価値が気になる方は、市役所のホームページで都市計画もチェックしてみてくださいね。
⑥ 騒音や住人のマナー・虫が気になる
「団地って、騒音や住人のマナーは大丈夫…?」という不安や、「治安が良くないイメージ」を持っている方も少なくないと思います。
でも、ここで知っておいてほしいのが、「団地=治安が悪い」というイメージの多くは、公営(府営・市営)団地に対するものだということ。
購入してリノベーションできる分譲団地は、それとは別ものです。
私自身、近くに公営団地もある大規模なエリアに住んでいますが、分譲団地での暮らしは騒音が気になることもなく、住人の雰囲気もガラが悪いなんてことはありません。
あと団地は緑が多く敷地が広いぶん、虫はやや多めです。
私も夏のセミの声の大きさには正直驚きましたし、エントランスにゴキブリが出ることも…。

緑豊かな環境の裏返しでもあるので、虫が苦手な方は少し覚悟しておくといいかもしれません。笑
⑦ リノベしたのに、共用部が古くてガッカリ
室内をおしゃれにリノベしても、共用廊下やエントランスが昭和のまま…という状態が続くと、毎日じわじわ気になってくる、という声があります。
室内は自分たちで自由にリノベできますが、共用部は管理組合の管理。自分の一存では変えられません。
ただ、これは正直「現地に行けばわかること」なんです。
嫌なら、その物件はやめておけばいいだけです。笑
私自身、築古マンションや団地をいくつも見に行きましたが、写真ではわからないことが、実際に行くと一目でわかります。
古くても手入れされている団地は共用部もきれいですし、大規模修繕を終えたばかりだと見違えるほど良くなっていることも。
逆に、写真は良くても現地でガッカリ…ということもあります。
だからこそ、いくつか物件を見て比較するのが一番です。
予算と「好きだな」と思える雰囲気が合えば、多少古くても十分アリだと思いますよ。

写真だけで決めず、必ず現地へ!何件か見比べるのをおすすめします。
「室内のリノベ自体が思ったようにできなかった」という後悔もあります。
団地は構造上、動かせない壁があるなど、希望の間取りが叶わないことも。
これは買う前にリノベ会社に確認すれば防げるので、リノベの失敗を避けたい方はこちらの記事もあわせてどうぞ。
→ 築35年団地を購入してリノベーション!失敗事例と回避方法
それでも「団地を買ってよかった」と感じている人がいる理由

後悔の声を並べましたが、団地購入には「買ってよかった!」という大きな魅力もあります。
私自身も、6年住んでみて「団地リノベを選んで本当によかった」と心から感じています。
満足している人に共通する理由を3つ紹介します。
毎月のコストが下がって、子どもの教育費や貯金に回せた
団地は物件価格が抑えられるぶん、住宅ローンの負担を軽くできます。
その結果、毎月のお金に余裕が生まれて、教育費や貯金、家族でのお出かけに回せるように。
「家を持つために生活を切り詰める」のではなく、「家を持っても暮らしにゆとりがある」のは、団地の大きな魅力です。
リノベの自由度が高く、賃貸ではできなかった理想の空間をつくれた
賃貸では、壁紙ひとつ自由に変えられませんが、団地を購入してリノベすれば、間取りも内装も自分たち好みに。
「賃貸の不満から解放されて、やっと自分たちの家を持てた」という満足感は、何物にも代えがたいものです。
新築にこだわらず、立地を妥協せず予算内に収まった
「新築マンションは高くて、住みたい地域では予算オーバー」という人は多いですよね。
団地リノベなら、住みたいエリアを諦めずに、予算内でマイホームが叶うことがあります。

私も「予算に合う物件を探す中で、団地に出会った」んです。立地を妥協しなくてよかったと思っています^^
後悔しないために知っておきたい団地の基礎知識

ここからは、団地を買う前に知っておきたい基礎知識をお伝えします。
「知らなかった」が後悔につながるので、サクッと押さえておきましょう。
購入&リノベできるのは「分譲団地」だけ
ひとことで団地といっても、実は種類があります。
| 種類 | 管理者 | 購入・リノベ |
|---|---|---|
| 公団住宅 | 国 | ❌ 賃貸のみ |
| UR賃貸住宅 | 都市再生機構 | ❌ 賃貸のみ |
| 分譲団地 | 不動産会社・個人 | ⭕️ 購入できる |
購入してリノベーションできるのは、不動産会社や個人が所有している「分譲団地」だけです。
マンションと同じように管理組合が運営しているので、賃貸の団地とは仕組みが違います。

「URであ〜る」のCMで有名なUR賃貸は、賃貸専用。買えないので注意です!
旧耐震・新耐震の違いは必ずチェック
団地は築年数が古いものが多いので、「耐震基準」の確認は必須です。
ざっくり言うと、
- 1981年5月31日までに確認申請 → 旧耐震
- 1981年6月1日以降に確認申請 → 新耐震
新耐震のほうが地震に対する安全性が高いとされています。
長く住むなら、購入前に必ず確認しておきたいポイントです。

築1981〜1984年あたりの物件は、いつ確認申請されたか仲介業者に聞いてみてくださいね。
『買ってはいけない団地』の特徴チェックリスト

ここまでの後悔の声と基礎知識をふまえて、「こんな団地は後悔しやすい」という特徴をチェックリストにまとめました。
物件選びの参考にしてください。
- 修繕積立金が極端に安い/残高が乏しい → 安いと一見お得ですが、将来の値上がりリスク大。長期修繕計画書を取り寄せて確認を。
- 管理組合がきちんと機能していない → 管理が雑な団地は、将来の資産価値にも影響。議事録を見せ
- もらいましょう。
- 昼夜・平日休日で雰囲気が大きく変わる → 時間帯を変えて現地に行くと、本当の住環境が見えてきます。
- リノベに制約が多い物件 → 壁式構造や管理規約で、希望の間取りにできないことも。買う前に必ず確認を。

「見た目がきれい」だけで判断しないこと!書類と現地、両方チェックが鉄則です。
リノベ済み・リノベ前、どちらの団地を選ぶ?後悔しないための考え方

団地を買うとき、「リノベ済み物件」を買うか「リノベ前の物件」を買うか、2つの選択肢があります。
それぞれの特徴を知っておくと、後悔のない選択ができますよ。
リノベーション済み団地を買う場合
すでにリノベが終わっている物件は、購入後すぐに住めるのが最大のメリット。
工事の打ち合わせも不要で、手間がかかりません。
ただし、間取りや内装は決まっているので、自分好みにはできません。「手早く・きれいな家に住みたい」という人に向いています。
気をつけること:見えない部分(配管・断熱)の状態が不明なことも。インスペクション(住宅診断)を必ず受けることをおすすめします。
リノベーション前の団地を買う場合
リノベ前の物件は、間取りも内装も自由に決められるのが魅力。賃貸では叶わない、理想の空間がつくれます。
ただし、ここで一番気をつけたいのが「買ってから、思ったようなリノベができなかった」という後悔です。
団地は壁式構造などの制約があり、物件によっては希望の間取りが実現できません。
物件だけ先に決めてしまうと、「リノベできない物件を買ってしまった」という最悪のパターンになりかねないんです。
だからこそ、リノベ前提で団地を買うなら、物件を決める前に、リノベ会社と一緒に物件を見てもらうのが一番安心です。
「この物件で希望のリノベができるか」をプロに確認してから買えば、後悔のリスクをぐっと減らせます。

私がもう一度リノベするなら、絶対に「買う前にプロに相談」します!
そんな「買う前の相談」ができるサービスとしておすすめなのが、SUVACO(スバコ)です。
リノベ会社や建築家とユーザーをつなぐサービスで、
- 物件探しの段階から相談できる
- 「この物件でリノベできる?」をプロに聞ける
- アドバイザーへの相談は無料
と、まさに「買う前にプロと一緒に物件を見たい」というニーズにぴったり。物件を決める前の段階で頼れる相手がいると、本当に心強いですよ。
気をつけること:総額(購入価格+リノベ費用)でマンション価格と比較することが重要です。私自身、解体後に水道の位置が変えられないことが判明してキッチンのレイアウト変更になりました。「変更があることもある」と頭に入れておくと気持ちの余裕が全然違います。
まとめ:後悔する人と満足する人の差は「事前の調査量」だった

団地購入は、人生で一番大きな買い物のひとつですよね。
でも、正しい知識と準備があれば、費用を抑えて理想の暮らしを叶えられる素晴らしい選択肢です。
- 後悔には「住んでみてわかること」もあるが、事前に防げることも多い
- 「買ってはいけない団地」の特徴を知り、書類と現地で必ず確認する
- リノベ前提なら、買う前にリノベ会社と一緒に物件を見てもらうのが後悔しないコツ
後悔した人と満足した人の差は、結局のところ「買う前にどれだけ調べたか」なんです。
そして、物件の見極めができたら、次に大切なのが「どのリノベ会社に頼むか」。
あなたに合うリノベ会社を見つけることが、満足のいく団地リノベへの最後のステップです。会社選びのポイントは、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ 後悔しないために!あなたに合うリノベーション会社の選び方

私は完璧な物件ではなかったけど、リノベしたおかげで自分たちらしい暮らしが実現できました^^
あなたの団地リノベが、後悔のない、満足のいくものになりますように。

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